2010年7月8日木曜日

オーガニックシャンプーの洗浄成分(界面活性剤)について

さて、本日は多くの方が気になる、シャンプーの界面活性剤についてです。

シャンプーには、泡を立てて汚れを落とす作用の洗浄成分が含まれています。

その洗浄成分は、界面活性剤といわれます。

油汚れを落とすものは主に石鹸と界面活性剤に分かれますが、石鹸は石油や植物油に苛性ソーダを混ぜて化学反応させできるもの、界面活性剤は石油や植物油をもとに化学合成してつくられるもの、です。
   
もし、界面活性剤の入っているオーガニックシャンプーで「合成界面活性剤不使用」と謳ってしまったら、本当は植物由来の「合成」界面活性剤を用いているので、消費者を混乱させるウソの表示となってしまっています。

泡立ち洗浄効果を持つ界面活性剤は、主に石鹸と同じく合成して作られるものです。
天然の界面活性剤は自然界ではサボン草や卵白に含まれるレシチンなどしかなく、シャンプーとして泡立ち汚れを落とす機能はないもの。
シャンプー類に用いられているのはあくまで「合成」界面活性剤なのです。

          
さてさて「界面活性剤」は大きく分けると5種程度に分けられます。

「硫酸系界面活性剤」
「アミノ酸系界面活性剤」
「ベタイン系(両性)界面活性剤」
「グルコシド系界面活性剤」
「たんぱく質系界面活性剤」
です。


肌への刺激や環境負荷が少なく優秀な洗浄剤として、オーガニックシャンプーでよく用いられるのは、
「アミノ酸系界面活性剤」
「ベタイン系(両性)界面活性剤」
「グルコシド系界面活性剤」
「たんぱく質系界面活性剤」
になります。


「アミノ酸系界面活性剤」
ココイルサルコシンNa、ラウロイルグルタミン酸Na、など
アミノ酸から作られた、皮膚や髪に刺激の弱い高価な洗浄剤です。髪と同じアミノ酸なので、髪に対し保湿効果などもあります。泡立ちは弱め。痛んだ髪やデリケートなお肌に適した洗浄剤です。昔のアミノ酸系界面活性剤は、ヌルヌルで少し気持ちが悪かったのですが、最新のものはしっとりさっぱりと進化してきています。

「ベタイン系(両性)界面活性剤」
コカミドプロピルベタイン、オリーブアンホ酢酸Na、など
天然成分から作られた洗浄剤。両性界面活性剤ともいいます。泡立ちよく高い洗浄力を持ちますが、髪や地肌への刺激は弱い優秀な洗浄剤です。適度な洗浄力で低刺激なため、ベビー用の製品によく使われます。泡立ちは比較的良い。髪の毛の柔軟効果などもあります。

「グルコシド系界面活性剤」
カプリルグルコシドなど
グルコースという糖から作られた洗浄剤。洗浄力も穏やかで、低刺激、安全性も高く、泡立ちも比較的良い洗浄剤です。

「たんぱく質系界面活性剤」
ココイル加水分解コラーゲンNaなど
コラーゲンなどのたんぱく質からできた洗浄剤です。髪の毛もタンパクからできているので髪に対してダメージケア効果があります。しかし洗浄力、泡立ちは弱い特徴があります。



さて次は問題の界面活性剤です。

「硫酸系界面活性剤」
ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸TEA、ラウレス硫酸Na、コセス硫酸Naなど成分名に「硫酸」の入るもの

ヤシ油などを高圧還元してアルコールとし、硫酸化した安価で強力な洗浄剤。

市販シャンプーの多数に使用され、台所洗剤と同じ主成分。泡立ちは良く、大量の泡ができることと安価であることからよく使われます。

問題点は、植物油由来ではありますが、洗浄力・脱脂力が過度に強く頭皮の水分油分を奪いすぎる、刺激も強い、「タンパク変性作用」があり皮膚の保湿成分を流出させやすいため、毛穴に影響を及ぼし、乾燥や肌荒れ、ニキビを起こすことがあります。

髪に対しては、保湿効果はなく乾燥しごわごわ・ぱさぱさになり、カラーの色落ちも早くなります。洗うほど髪にダメージを与えてしまう特徴が。

最近女性を中心に、若い人の薄毛が増えてきたといわれていますが、この「硫酸」と名前に付く洗浄剤が原因ともいわれ、さらに頭皮から吸収され体の内部にまで悪影響を与えると指摘する専門家もいます。

また、生分解性が低く環境に悪影響を及ぼし、河川や海に住む魚など水生生物への毒性があるといわれています。

そして美容院では、その強力な脱脂力により、1日に何度もシャンプーを使う美容師さんの深刻な手荒れを引き起こす原因の成分にもなっています。


以上、少し困った成分なのです。


お使いのシャンプーの裏の表示を見て、「硫酸」とつく成分の有無をぜひチェックしてみてください。

髪が痛んでいる人やお肌が敏感な人、頭皮にトラブルがある人、ヘアカラーしている人、抜け毛が気になる人、環境悪化が気になる人は「硫酸」系はひかえた方がよいかもしれませんね。


インフィニストリアのヘアシャンプーには、髪や地肌への刺激が弱く、痛んだ髪や地肌への補修効果もありながら、泡立ちや洗浄力もそなえた、「アミノ酸系」と「ベタイン系(両性)」の洗浄剤を用いています。

「ココイルサルコシンNa」(アミノ酸系)と「コカミドプロピルベタイン」・「オリーブアンホ酢酸Na」(ベタイン・両性系)です。

これは、ボディシャンプーもハンドソープも同じく、カラダのアンチエイジングを考慮して、このアミノ酸系とベタイン・両性系の界面活性剤のみをもちいています。

ボディシャンプー・ハンドソープには、ヘアシャンプーの2種の界面活性剤に加え、これもアミノ酸系の「ラウロイルグルタミン酸Na」を加えて、デリケートな皮膚をやさしく洗浄しながらコンディショニングするようにしています。



たしかに「硫酸系」の界面活性剤を用いたシャンプー類は生産コストも非常に安く、ブクブク泡だって気持ちいいですが、食器洗剤と同じような成分で刺激も強く、髪や地肌、また環境にも悪影響のため、使用を見送りました。

少し泡立ちはマイルドになり原材料も高価になってしまいますが、やはりすこやかな髪と地肌に導くオーガニックシャンプーとして髪と同じ成分の「アミノ酸系」と赤ちゃん用で主に用いられる「ベタイン系(両性)」がベストと考えています。




インフィニストリアの洗浄系アイテムはちょっと泡立ちが弱く、今までのものに比べて物足りなく感じる方もいらっしゃいますが、こんな理由ありなのです。




特に今回使用のベタイン・両性界面活性剤「コカミドプロピルベタイン」ですが、界面活性剤として世界で初めてオーガニック(BIO)と認定されたものを使用しています。

シャンプーの成分は、水が60%~80%、界面活性剤が15%~30%、その他5%~20%といわれますが、多くの割合を占める界面活性剤もオーガニックのものをということで、インフィニストリアではこだわっています。

これはオーガニックのココヤシ油から製造して、イタリアのオーガニック認証機関である「ICEA(イチェア)」の認可を得た非常に手間とコストをかけたスペシャルな成分。
手間とコストの代わりに、クリーミーな泡立ちとしっかりとした洗浄効果、痛んだ髪とお肌の補修を行ってくれるすぐれもの。しかもオーガニック。



今までオーガニックヘアケアを使ったことのない方は、インフィニストリアのシャンプーは泡立ちが通常お使いの「硫酸系」より少ないと感じると思いますが、今まで髪を覆っていたシリコーンが取れ、髪が健康的になってくると泡立ちもよくなってきます。

また、整髪剤をお使いの方などは、一度お湯で予洗いしてからのシャンプーや、2度洗いがおすすめです。

非常にマイルドなシャンプーですので、2度洗いしても髪や地肌の油分を取りすぎることはなく、アミノ酸や各種の植物エキスが髪を修復してすこやかな髪と地肌に導きます。


顔のアンチエイジングや引き締めは多くの人が気にしていますが、最近良く話題になるのが頭皮ケアです。

顔と頭の皮は一つの皮。
つながっているので、頭皮を健康に保っていないと顔の方がたるんでしまったり、むくんでしまったり、大きな影響を与えてしまうのです。


毎日のバスルームでのシャンプーで健康な頭皮と、美しい髪、ハリのあるフェイスケアを。  


ぜひ一度、インフィニストリアの本格的な欧州オーガニック認証付シャンプーをお試しください!



インフィニストリア オペラ シンフォニア シャンプー・コンディショナー セレナータ(ノーマル~ダメージ・ドライヘア用)
250ml 1,575円 
500ml 2,890円 
50ml 420円

インフィニストリア オペラ チェネレントラ シャンプー・コンディショナー アリア(ダメージ・ドライヘア用)
250ml 2,205円 
500ml 3,990円 
50ml 630円

インフィニストリア ワイルドシング シャンプー・コンディショナー R&R(ノーマル~ダメージ・ドライヘア用)
250ml 1,890円 
500ml 3,480円 
50ml 525円


インフィニストリア ヘアケア製品の特徴
http://infinistoriajp.blogspot.com/2010/02/blog-post_22.html


インフィニストリア シャンプー全成分

オペラ チェネレントラシリーズ シャンプー セレナータ
(ダメージヘア・ドライヘア用)
水、*コカミドプロピルベタイン、*アロエべラ液汁、*ダマスクバラ花水、ココイルサルコシン Na、グリセリン、オリーブアンホ酢酸Na、*セイヨウイラクサ葉エキス、*ヨーロッパシラカバ葉エキス、*トウキンセンカ花エキス、*タチジャコウソウ花/葉エキス、イヌリン、パンテノール、乳酸、ダマスクバラ花油、*ローズウッド木油、*レモン果皮油、*ニオイテンジクアオイ油、マグノリアチャンパカ花油、ジオレオイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート、安息香酸 Na、ベンジルアルコール、ソルビン酸 K、クエン酸、アスコルビン酸
*オーガニック原料
ICEAオーガニック認証付製品

オペラ シンフォニアシリーズ シャンプー アリア
(ノーマル〜ダメージ・ドライヘア用)
水、*アロエべラ液汁、*コカミドプロピルベタイン、ココイルサルコシン Na、グリセリン、オリーブアンホ酢酸Na、*セイヨウイラクサ葉エキス、*カミツレ花エキス、*トウキンセンカ花エキス、イヌリン、パンテノール、乳酸、*レモン果皮油、*オレンジ油、*ベルガモット果実油、ジオレオイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート、安息香酸 Na、クエン酸、アスコルビン酸、ベンジルアルコール、ソルビン酸 K
*オーガニック原料
ICEAオーガニック認証付製品

ワイルドシング シャンプー R&R
水、*アロエべラ液汁、*コカミドプロピルベタイン、ココイルサルコシン Na、オリーブアンホ酢酸Na、*アルテア根エキス、*チャボトケイソウ花エキス、*ヤグルマギク花エキス、グリセリン、イヌリン、パンテノール、乳酸、*ベルガモット果実油、ジオレオイルアミドエチルヒドロキシエチルモニウムメトスルフェート、安息香酸Na、ベンジルアルコール、ソルビン酸K、クエン酸、アスコルビン酸  *オーガニック原料
ICEAオーガニック認証付製品






2 件のコメント:

  1. シャンプーとコンディショナーの金額が・・・。

    それと○○用が・・・。

    返信削除
  2. ご指摘ありがとうございます!!間違えてました(汗)!修正いたしました。

    返信削除