2010年2月25日木曜日

インフィニストリア ノルトケッテ山脈のミネラル水


インフィニストリアのハーブを栽培している南チロルの農場風景です。

提携農家のみなさまが、月の満ち欠け・天体のリズムに従った有機農法を行い、パワーのあるオーガニックハーブを育ててくれています。

さて、インフィニストリアで使用されるハーブは、ミネラル分を豊富に含むアルプスの水により育てられています。

この自然のままの非常に純粋な水は、雨が各戸の水道に供給されるまでの約20年もの間、山々に抱かれミネラル分を凝縮し浄化された貴重な水とのこと。



ノルトケッテ山脈より湧出するこの素晴らしい山の恵みは、公共水道施設が完備する以前から、人々の水源として利用されてきました。

地表に降った雨は土壌に染み込み、いくつもの地層を抜ける内に浄化され、ミネラルやその他の成分が 濃縮されていきます。


この自然のプロセスは、平均摂氏4.5℃という比較的低温の環境下で、10年から20年もの歳月をかけて行われ、それからようやく深い地層から高い品質を備えて地表へ湧き出すとのこと。


この栄養価の高い水により、植物本来の力をもったハーブたちが育てられています。

2010年2月23日火曜日

インフィニストリアの事業展開を行うアスプルンド社の紹介

   
インフィニストリアの事業展開は、株式会社アスプルンドにて行われています。

http://www.asplund.co.jp/index2.html

アスプルンドは約20年前の平成3年に東京都港区で設立、アジアからの輸入を主とした家具・雑貨等のインテリア製品の企画・卸売事業を開始、その後ヨーロッパからの製品輸入も進め、インポート事業およびコントラクト事業を展開してきました。

さらに15年前より小売業・飲食業へも進出、小売店はインテリア・雑貨を扱うTIMELESS COMFORT(タイムレスコンフォート)、およびキッチングッズを扱う212 KITCHEN STORE (ツーワンツーキッチンストア)を、またカフェはオーガニックメニューやベーグル等を取り扱うカフェT.C Cafe、カフェ212を全国に展開しています。

 資本金 4億9,990万円、従業員は487名の規模に成長してきました。
  
                
さて、インフィニストリアはアスプルンドにとっての新規事業、自社にて海外より化粧品を輸入して販売する新しいビジネスへの参入となります。

しかし、TIMELESS COMFORTでは、今までもヴェレダをはじめとした多くのオーガニックコスメを仕入れ販売を行ってきた経験もあり、さらにこのたびはヨーロッパのオーガニック化粧品工場や化粧品輸入販売代行企業等との提携により、リスクを低減し、安定した品質の高いクオリティの製品作りと事業展開を進めています。

特に、海外調達の強みを活かした事業構築により、よりお求めやすい価格の製品となるべく挑戦しています。

また、社会貢献活動も積極的に進め、事業による地域障害者の雇用創出についてのサポートなどにも注力しています。


ライフスタイルをトータルで提案する企業として、新たにインフィニストリアにて質の高いひとつ上のオーガニックライフをご提案していければと考えています。




   


 

2010年2月22日月曜日

インフィニストリアのヘアケア製品の特徴

さて今日は、インフィニストリアのヘアケア製品の特徴をご紹介いたします。

多くの女性にとって気になるヘアケアですが、特にオーガニックヘアケアのご愛用者の方は一般的なヘアケア製品がお肌に合わなかったり、体の中でも毛穴の大きい頭皮には体内吸収も危惧されなるべく自然なものを使いたいというようなニーズがあると思います。

一方で、やはり仕上がりの良さや使用感には妥協したくないのも本音。

実は、オーガニック認証を取る製品スペックで、この両立というかバランスをとるのが非常に難しい課題なのです。

インフィニストリアのヘアケア開発時、基本となるオーガニックヘアケアの処方は工場にありましたが、日本人女性に受け入れられる仕上がりと使用感の製品にするため、やはりほぼゼロからの製品開発となりました。


まず、シャンプーについて。

オーガニック認証機関が認める基準のシャンプーの仕様は、植物由来の界面活性剤(泡立つ成分)を用いて、水を含んだ製品のうち一定の割合の量のオーガニック成分を使うこと、という感じです。

使用感の特徴としては、石油系のシリコンやポリマーは使えないので、一般的なシャンプーに比べて「きしみ」ます。

シリコンとは、成分名で「ジメチコン」等の成分です。
お使いの製品の裏の成分表示で有無をチェックしてみてください。

シリコンやポリマーは、石油系のシャンプーでの洗髪時にきしみに対して一方でヌルヌルして緩和してくれる役目を果たしてくれる便利な成分ですが、オーガニック化粧品の認定機関では人体と環境への影響から、使用を禁止されています。

一般シャンプーを使っている人がオーガニック認定シャンプーを使うと、その「ギシギシ感」にビックリされると思います。

しかし、しばらくオーガニックシャンプーを使っていただき髪が健康的になってくると、そのきしみがなくなり健康的なコシと張りとツヤのある髪と地肌になってくることが不思議なところ。

あと、泡立ちの少なさについてもいわれますが、日々のシリコン系コンディショナーによる髪の毛のコートが取れて、健康な本来のキューティクルの髪になってくるとオーガニックシャンプーでも泡立ちも出てきます。


インフィニストリアのシャンプーは、泡立ちの強い硫酸系界面活性剤を用いずやさしいアミノ酸系とベタイン系の界面活性剤のみを用いながら極力泡立ちを豊かに、また極力そのきしみを軽減するために研究を重ね、アロエをはじめとした各種のハーブを入れて、豊かな泡立ちとマイルドな使い心地で地肌と髪の汚れをすっきり落とすオーガニック認証の付いたシャンプーを開発しました。


本格的なオーガニックシャンプーにしては、泡立ちよくきしみは軽減されたと思います。ただ、硫酸系の普通のシャンプーに比べて泡立ちはマイルドなのは確かなので、この泡立ちの良さはさらに改善していきたいです。

いつまでも美しい健康的な髪と地肌のためにぜひ一度おためしを!



さて、次にコンディショナー。


難しいのはこちら。

実はインフィニストリアのコンディショナーにはオーガニック認証がついていません。

当初は、世の中にほとんど存在しない、ICEA(イチェア)の国際基準オーガニック認定を得ながら、かつ仕上がり・使用感に満足できるコンディショナーを、という目標で開発に着手しました。

現状、オーガニック認証が付いたコンディショナーは市場にあまり存在しないのが現実。

またあっても、そのオーガニック認証を取るにあたっての制限された成分の中で、仕上がりや使用感に求めるレベルの高い日本人女性の支持を得られるプロダクトは少ないのが現状。

日本で、仕上がりや使用感が良くて人気があるのは、「オーガニック認証を取得したハーブを一部使用したコンディショナー」というものがほとんどです。

西洋人と違い、髪が太い多くの日本人女性にとってのコンディショナーとして大切な要素は、広がりがちな痛んだ髪を補修してきしみなく柔らかく仕上げ、さらに仕上がりはしっとりとまとまり、髪の毛1本1本がさらさらになり、髪にツヤとコシが出るという感じです。

現在多くの一般製品のコンディショナーは、しっとりさらさらになるのは、ポリマーやシリコンにてコートして実現している使用感。

一方、オーガニック認定化粧品では石油由来のポリマーやシリコンは使用不可とされています。

髪をツルツルサラサラに仕上げるには、また髪や体に成分が残るのは、シャンプーよりコンディショナーの影響の方が圧倒的に多いですが、最近ノンシリコンシャンプーと謳うブランドでシャンプーにはシリコンを混ぜずにノンシリコンとして、そのセットのコンディショナーには実はシリコンが入っているという、不思議な組み合わせも見られます。

ノンシリコンシャンプーという言葉に惑わされず、肝心なコンディショナーの成分のなかに、「ジメチコン」などのシリコンが含まれていないかチェックも必要です。


さてさて、コンディショナーにポリマーやシリコンを用いず髪をしっとりまとめさせるには。

それには油分が必要です。

植物エキスやハチミツでしっとりすることはないです(ぜひ一度お試しください)。


この油分の配合が実に絶妙で難しいのです。

油分が少ないとシャンプー後のきしみは緩和されず、仕上がりはバサバサに。一方油分が多いと、べっとりと髪が脂っぽく固まってしまいます。

それに加え、オーガニック認証基準ではなにかと使用不可の成分が多く、工夫を重ねて何度も何度も試作と試用を繰り返しました。

この時点で50以上のサンプルを作りましたが、しかしオーガニック認証系ではない一般的なコンディショナーと同様の使用感を得ることは出来ませんでした。



約半年の及ぶ試行錯誤の結果、どうしても日本人の納得のいく使用感は、制限された成分では実現できず。

悩んだ結果、最終的にコンディショナーには仕上がり・使用感を優先してICEA認証に制限されない成分の使用も進めてみることにしました。


そこで、ポリマーやシリコンは用いないが、他のオーガニックブランドで用いている最低限の化学成分を使用するものとしました。

やっといくつかの成分を今までの試作に配合することにより、やっとしっとりとツルツルサラサラの仕上がりを何とか実現することが出来ました。

ICEAやエコサート認定の成分でも似たようなものがありますが、認定成分では同じようでいてそれでは仕上がりはバサバサになりうまくいきません。

加えた成分は、アヴェダやニールズヤードなどの使用感のよいコンディショナー等に用いられ、また同様成分はジョンマスターオーガニックなどに用いられていますが、ICEAのオーガニック認証基準では生分解性が若干低いということもあり認められていません。

しかし、多くの他ブランドの仕上がりと使用感の良いオーガニック系(認証なし)コンディショナーには含まれている成分ですので、今回は良しとしました。

これによって今までにない使用感と仕上がり、ツヤとコシとまとまりが実現できました。

さらにそこから、約20の試作サンプルを経てようやく、インフィニストリアのコンディショナーは納得のいく仕上がり・使用感に到達しました。

一部ICEAの認めない成分は含みますが、その1つ以外はICEAのオーガニック成分の配合%も含めてオーガニック認証基準を満たしています。

(増粘剤なども用いず作ったため、コンディショナーの粘度が若干堅くなってしまいました。リッチなテクスチャーとなりましたが、容器から出にくく、ご不便をおかけしてすみません!)


また本格的な安全性の高い品質で、高い効果と使用感を目指しながら、世界のオーガニックプロダクツの中でも最も競争力のある、日常使いできる低価格を目指しました。


使用感としては、オーガニックシャンプーですっきりと頭皮と髪を洗い上げて少しきしんだ状態の髪を、コンディショナーがなめらかにして、柔らかくします。

オペラシリーズのキー成分はアルガンオイル、ワイルドシングのキー成分はヘンプ(大麻)オイルです。

そして洗い上がりは、ヨーロッパから美しい髪のために伝わる、シラカバやカレンデュラ、イラクサ、アロエベラなどの各種のハーブとアルガンオイル、ヘンプオイル、ホホバオイルなどの相乗効果で、コシのあるなめらかでツヤツヤの健康的な髪に仕上げます。


この長い開発期間に試作したサンプルは70を超え、髪を洗って試した人数・回数は数え切れず。




安全な成分だけを使い、オーガニック認定基準を充たそうというお題目の中で挑戦し、ミラノの工場の博士、そして開発に携わったたくさんのメンバーにより、やっと納得のいく製品として出来上がったインフィニストリアのオーガニックコンディショナー。

オーガニックでありながら、しっとりさっぱりさらさらに、髪や地肌を健康に、本来の美しいコシとツヤを求める方に。


しっとり感を求める方はチェネレントラのローズのシリーズを、落ち着いたさらさら感を求める方はシンフォニアのシトラスのシリーズ、さっぱりとしたさらさら感を求める方はワイルドシングシリーズを。


さてどのような仕上がりになるのか、ぜひ一度お試しいただけましたら幸いです!



インフィニストリア シンフォニア シャンプー・コンディショナー セレナータ(ノーマル~ダメージ・ドライヘア用)
250ml 1,575円 
500ml 2,890円 
50ml 420円

インフィニストリア チェネレントラ シャンプー・コンディショナー アリア(ダメージ・ドライヘア用)
250ml 2,205円 
500ml 3,990円 
50ml 630円

インフィニストリア ワイルドシング シャンプー・コンディショナー R&R(ノーマル~ダメージ・ドライヘア用)
250ml 1,890円 
500ml 3,480円 
50ml 525円



インフィニストリア製品のお取扱い店舗
http://www.infinistoria.com/index.html


インフィニストリア製品のQ&A
http://www.infinistoria.com/faq/product.html

2010年2月21日日曜日

インフィニストリア製品の国内への輸入・薬事代行業務を行うブルーム社の紹介

  
外国の化粧品を日本に輸入して販売する際には、薬事法で輸入して販売する会社を定めていて、それは「製造販売業者」と呼ばれます。

そして、各製品のラベルに製造販売業者ということで記載されています。
  
実際には、製造は海外製品の場合は外国の工場での製造ですので、「輸入・薬事法対応業務代行社および国内販売の薬事法上の責任者」という感じでしょうか。
 
   
インフィニストリア製品をイタリアから輸入・薬事業務代行していただいているのは、佐賀県の株式会社ブルームさんです。
  
http://www.bloom-jp.com/
 
  
九州の佐賀県にあるブルーム社は、日本で最大級の化粧品の分析検査機関で、佐賀県という立地も活かし業界内でももっともコスト競争力のある企業で、東京をはじめ日本中から分析検査の仕事が集まっています。
  
また、海外の化粧品の輸入代行業務の実績も豊富で、多くの国からたくさんの化粧品を日々輸入し、成分分析し日本市場に送り出している、化粧品の成分分析~輸入~薬事業務のプロです。
   
    
インフィニストリアでは、欧米からの輸入化粧品に多く見られる表示成分以外のキャリーオーバー成分(ホルマリンなど各植物原料に含まれる防腐剤)などの混入や、混入成分の不表示、菌の発生などを防ぐため、徹底した検査体制による高い品質維持と薬事法の遵守を実施し、製品の回収や事故を未然に防ぐ努力を惜しみなく尽くしています。
   
検査は基本的にロットごとにイタリア本国と日本の双方にて2重の検査を行う万全な体制、イタリアサイドでは不純物検査に、アイテムごとに菌が発生するかどうかのチャレンジテスト、肌への刺激があるかどうかのパッチテストを実施。
  
日本でも、アイテムごとにすべて日本の薬事法「化粧品基準」で規制されているネガティブリスト・ポジティブリストとよばれる防腐剤、紫外線吸収剤、色素などの成分を中心に約80成分を対象に、HPLC法/高速液体クロマトグラフィー、GC法/ガスクロマトグラフィーなどの最新の高度な検査方法により精度の高い分析を実施しています。

  

<80成分の例>
ホルムアルデヒド、ホルマリン、フェノキシエタノール 、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン、イソプロピルパラベン 、サリチル酸 、サリチル酸Na 、デヒドロ酢酸 、デヒドロ酢酸Na 、クロルフェネシン 、トリクロサン 、グルコン酸クロルヘキシジン 、シメン-5-オール、イソプロピルメチルフェノール 、メチルイソチアゾリノン 、メチルクロロイソチアゾリノン 、レゾルシン 、クロルキシレノール 、塩化ベンザルコニウム 、イソプロピルメチルフェノール 、オルトフェニルフェノール 、オルトフェニルフェノールナトリウム 、塩酸クロルヘキシジン 、チモール 、トリクロロカルバニリド 、フェノール 、DMDMヒダントイン、1,3-ジメチロール-5,5’-ジメチルヒダントイン、オキシベンゾン-1、ジヒドロキシベンゾフェノン 、オキシベンゾン-2、テトラヒドロキシベンゾフェノン 、オキシベンゾン-3、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン 、オキシベンゾン-4、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、三水塩 、オキシベンゾン-5 、オキシベンゾン-6、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン 、オキシベンゾン-9、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム 、サリチル酸エチルヘキシル、サリチル酸オクチル 、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4-tert-ブチル-4‘-メトキシジベンゾイルメタン 、メトキシケイ皮酸オクチル、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 、ジメチルPABA、パラジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシル 、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸 、フェルラ酸 、ホモサレート 、DHHB、BHT 、BHA 、ラウレス-8、ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテル 、ラウレス-9、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル 、ラウレス-10、ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル 、メタノール、メチルアルコール、サリチル酸フェニル、金属類 重金属(鉛) 、砒素 、リン酸イオン、ジエチレングリコール 、エチルアルコール、D-パントテニルアルコール 、ニコチン酸アミド 、グリチルリチン酸ジカリウム クロルヒドロキシアルミニウム 、L-メントール、パパイン、EDTA、エデト酸 、アラントイン、法定色素・黄色4号 Yellow 5 、緑色401号 Green 1 、赤色2号 Red 2 、青色2号 Blue 2 、赤色102号など・・・すごい量ですね。。



最近市場拡大してきた自然成分由来の海外製オーガニックコスメに対しても、国産の一般製品と同じ品質の高さや誠実さ、日本の薬事法への法令順守が求められてきています。
  
     
欧米製の植物素材を使用した化粧品には非常に多くの割合で混入しているといわれるキャリーオーバー成分ですが、安全性と信頼性の高いひとつ上の製品となるべく、インフィニストリアでは専門の企業と組むことでその混入が起きないように細心の注意とコストをかけていきたいと考えています。





 

2010年2月19日金曜日

インフィニストリアが繊研新聞にて紹介されました

                   
インフィニストリアについて、「繊研新聞2月19日」の「新興・個性派欄」にて取り上げていただきました。

繊研新聞は、ファッションビジネスの専門誌で、世界中の様々なファッションビジネスに関するニュースを提供しています。
http://www.senken.co.jp/


ぜひご覧ください!
 
                          

2010年2月18日木曜日

インフィニストリアと精油と香りのお話

  
精油と香りについてのお話を少し。 

    
さて、精油とは別名でエッセンシャルオイルのことで、「植物から得られる芳香のある油」のこと。
   
これらはアロマテラピーといって、それらの植物の油が持つ脳や精神に働きかける作用があることから生まれた自然療法に用いられています。
  
精油に含まれる数百の成分が、脳に働きかけホルモンバランスを整えたり、気持ちを整えたりする作用があります。
   
最近は、その植物油の芳香が含む成分が、人間にどのように作用するのかがだんだん明確になってきましたが、科学進展前の昔から花や植物の香りは気持ちをリラックスさせたり、または官能的な気分にさせるなど、ヨーロッパでは貴族を中心に用いられてきました。
   
   
そしてその精油には、いくつかの採集方法があります。
  
伝統的な方法は2つ、「水蒸気蒸留法」と「圧搾法」。
  
  
「水蒸気蒸留法」とは、収穫した花や草、樹木を水を少し張った大きな釜に入れます。釜の底には網のようなものを置き、草花は水に浸からないようその上に置かれます。
  
肉まんやシュウマイを蒸すような感じ。
  
そこで蓋をして、湯気の出るパイプをセットして密閉し火をかけます。
   
中の水は沸騰し草花は蒸され、蒸された水蒸気がパイプを通して外に出てきます。
  
     
そして、その出てきた水蒸気を水で冷やすと、植物に含まれる油分と水分が採れます。
  
油分が水蒸気蒸留法による精油、残りの水分が芳香蒸留水、別名フラワーウォーターもしくはハーブウォーター。
    
芳香蒸留水は精油を若干含んだ香りのある水で、化粧水などにも用いられています。


  
次に「圧搾法」ですが、これはオレンジなどかんきつ類などに用いられます。
  
字のとおり搾ります。生グレープフルーツサワーをつくる時と同じ要領。
  
以上の2つの精油の収穫方法は手間と時間がかかりますが、精油の本来の持つ成分が壊れにくく、体にも安全でアロマテラピーに用いられています。

 
  
一方で、格安な方法で精油を取得する方法に「溶剤抽出法」、別名「アブソリュート」というのがあります。
  
これは、特に油分含有量の少ない花から精油を採るときに用いられます。
  
花などを石油溶剤のベンゼンやヘキサンなどというシンナーみたいな溶剤を入れます。そして、溶剤を揮発させて残ったのが溶剤抽出法による精油。
 
この場合は、同じ花精油でも水蒸気蒸留法に比べ数倍の量を簡単に採ることが出来ます。
 
   
しかし、溶剤抽出は精油本来の成分が壊れやすく、残留した石油溶剤は当然肌や体にもよくないのでアロマテラピーには用いられないことが多いです。

また、ハミガキジェルなど食品に準じるものに溶剤抽出のローズアブソリュートを用いることは出来ません。
 
 
バラの精油でも、ローズオットー(水蒸気蒸留法によるローズ精油)とローズアブソリュート(溶剤抽出によるローズ精油)では、値段に倍の開きがあります。

(例えば小売価格で、ダマスクローズオットーは1mlで4,200円、ダマスクローズアブソリュートは2,100円)

  
溶剤抽出法による精油とと水蒸気蒸留法・圧搾法による精油の違いは、1つはアロマテラピー効果で、もう一つは体への安全性。
 
当然香りも若干違います。
   
ぜひ一度、精油の置いてあるお店でローズオットーとローズアブソリュートの香りを比べてみてください。
 
本物のローズオットーの香りは、私たちが通常感じている合成香料によるローズの香りとは違うことで驚かれると思います。

結構一般的に合成香料で表現されるローズの香りとは、アブソリュートの方の香りに近いですね。


 
また、合成香料というものがあります。
    
別名、パフュームやフレーバーといわれるものです。
     
これは化学合成で石油系の化学原料などで香りを作り出すもので、精油の価格の100分の1ぐらいの費用で花やハーブの香りも全て作れてしまいます。そして、精油のように肌への刺激が少なく、大量にも入れられるので強い香りの製品も出来てしまいます。
  
(本物の精油のみを使う場合は、精油は直接肌につけると刺激の強いものなので、ブイブイ香りあまり強い匂いの製品には出来にくいこともあり、総じてマイルドな香りです。)
  
合成香料で低コストで作れるわけですが、精油との違いはこちらも、1つはアロマテラピー効果で、もう一つは体への安全性。
   
似たような香りで、しかも強い香りが出て気持ち良い感じですが、本来の意味で癒されたり心に働きかけるアロマテラピー効果は望めません。
    
最近は、植物素材のみから作られた合成香料やオーガニック認定まで取れる植物由来合成香料がありますが、しかしアロマテラピーとは無縁の香りだけであり、心や体への作用は精油とはまったく異なるものです。

    
インフィニストリアでこだわったのは、ちょっとした違いですが同じような香りでも、やはり本物の気持ちよさを実現したかった点です。
  
    
忙しい日々の暮らしにちょっとした贅沢と癒しを求めて、本物の水蒸気蒸留法か圧搾法による精油のみを使用することにこだわりました。
   
これによって本当の意味で、単なるダマスクローズやシトラスの香りだけではなくて心にも働きかけるアロマテラピー効果が日々のバスタイムから得られると思っています。
   
  
今まで、日々使用するボディケア製品の中で香りに水蒸気蒸留法か圧搾法の精油だけをつかっているオーガニックブランドは、世の中に存在しないか、日常使用に耐えられない高価なものでした。
   
ダマスクローズオットーを一部入れて他を香料で補ったローズの香りの製品や、他の格安精油で似たようなローズの香りを作り出す製品はありますが、本当にダマスクローズオットーを用いてローズの香りを出している製品は珍しいです。
   
    
そしてぜひ一度みなさまに、女性の美しさを引き出す500以上の成分を含み、古からクレオパトラを魅了しイタリアの貴族に若返りの薬と珍重された、精油の女王といわれる本物のダマスクローズオットーのアロマとその気持ちよさを知っていただければと思います。
   
  
実は開発時に、インフィニストリア オペラ チェネレントラシリーズの試作品でダマスクローズオットーの香りを嗅いだ時、合成香料のローズに慣れていた自分たちはこれが本当のローズなの?と疑問に思った時がありました。
  
イタリアのラボの博士は、原料商社から仕入れた証明書付のブルガリア産のダマスクローズオットーであると言っています。  
          
そこで精油を各種扱うお店に行き、本物の水蒸気蒸留法精油と溶剤抽出精油、また合成香料を嗅ぎ比べ、本物のダマスクローズオットーの香りがやっと分かりました。
   
    
  
本物の精油のアロマに慣れるうちに、そうでないものに気持ち悪さを感じるようにもなってきます。
   
この香りは本物か?と思われましたら、ぜひ本物の精油を嗅いで比べてみてください。
  
   
本物のアロマで心から美しくなれる製品、自然治癒力を高め気持ちよく健康になれる製品が、何気ない毎日を美しく彩る、愛され続けていく製品であると信じています。
   
また、口に入れるハミガキジェルなども合成香料や溶剤抽出の精油ではなく、ローズオットーや圧搾シトラス精油のほうが安全で、気持ちいいと思います。
   


ぜひ、多くの方に本来の精油の、理屈抜きの気持ちよさを知っていただけたら嬉しいです。
 
 
 

インフィニストリアの7つの特徴の精油について
http://infinistoriajp.blogspot.com/2009/12/blog-post_7775.html







  
   

2010年2月17日水曜日

南チロルの月のリズムによる農法とR.シュタイナー博士のバイオダイナミック農法

   
インフィニストリアのハーブは、オーストリアとイタリアの国境にある南チロル地方で栽培されています。
 
そこでは月の満ち欠け・天体のリズムによる農業が数百年も前から行われていて、それは1920年代にシュタイナー博士により唱えられたバイオダイナミック農法のルーツ・元祖にあたる農法であるといわれています。
      
        
 
何千年も前からわたしたち人類は「月の運行」という天体時計にしたがって生活してきました。
   
そして、この南チロル地方では数百年も前から月の満ち欠けのカレンダーがあり、それにしたがって祭事を行ったり、パンを焼く日を決めるなど細かな生活に関わることことも行ってきたといいます。
  
  
特に、この天体時計を頼りにしたのは、生活の中心であり毎年最も重要となる「食べるもの」、すなわち「農業」でした。
 
天体のリズムの暦に従い、一定の時期に種をまかれ、手入れをされた農作物はより抵抗力が強く、より早く育つといいます。
 
それが生活の基盤でありすべてである農作物の収穫量に関係してくるので、科学の存在しない古代から人々は数千年の生活の中で最もうまくいく方法を模索してきました。

  
インフィニストリアに使われるハーブは、この南チロルで月のリズムの暦に従って、完全な無農薬・有機栽培で育てられた薬草たちです。
   
それらは、化学の薬のない時代に人間の本来持つ「自然治癒力」高め、最も病気や健康のために効くように、薬草そのものが持つパワーを最大に出来るように丹精を込めて、すべて手作業で育てられています。
   
  

そのような考え方の農法に、バイオダイナミック農法というものがあります。
  
それは今から約90年ほど前の1920年代、近代化したドイツでは化学肥料を使った農業が盛んになり、その結果土壌が荒れ農作物が育たず、収穫が減り大きな問題となりました。
   
そこで、その当時人智学で有名であった学者ルドルフ・シュタイナー博士に農民たちが農業についての教えを請うたのです。
  
オーストリア出身のシュタイナー博士は、古来よりヨーロッパに伝わる自然農法への回帰を唱え、各地の古来農法の研究や人智学との融合を進めバイオダイナミック農法という手法を編み出しました。
  
その際、この南チロルに数百年間伝わる月の満ち欠け・天体のリズムによる農法をもとにしたといわれています。
 
 
シュタイナー博士はその後医薬品・化粧品会社のヴェレダ社を創設し、バイオダイナミック農法はその手法を伝えるデメター協会により受け継がれ、後のDrハウシュカやジュリークといったバイオダイナミック農法や人智学を取り入れた化粧品ブランドに大きな影響を与えています。
   
 
南チロル地方に伝わる、自然治癒力を高める「月のリズム」健康法についてのおすすめはこの本です。

「月の癒し」(ヨハンナ パウンガー&トーマス ポッペ (著) 小川 捷子 (翻訳) ) 飛鳥新社

ご興味がある方はぜひ読んでみてください。



  
インフィニストリアでは、バイオダイナミック農法のルーツをたどり、数千年そして数百年前から伝わる天体のリズムによる自然農法、オーガニックハーブに出会うことが出来ました。
 
  
そこはどこまでも清らかな世界でした。

        
この都市から離れたまわりに何もない厳しいアルプスの大自然の中、汚染されることのない大地と空気とアルプスの湧水で、数千年・数百年も前からずっと宇宙・天体のリズムにより育てられたハーブたちが、街に住む私たちに何かを語りかけてくれるような気がします。
  


2010年2月16日火曜日

クレヨンハウスにてインフィニストリアがお取扱い開始されました

表参道のクレヨンハウス東京店、江坂のクレヨンハウス大阪店にて、インフィニストリア の全ラインナップがお取扱い開始されました。





クレヨンハウスは、1976年に作家の落合恵子さんにより作られたオーガニックショップの草分けで、34年間に渡り日本のオーガニックシーンを牽引してきました。

http://www.crayonhouse.co.jp/home/index.html

女性と子供のための、本やおもちゃ、オーガニック化粧品などが揃う素敵なお店。


東京店では2月13日より3月31日までは、「髪を洗う祭り」と題して、オーガニックヘアケアの22ブランドを一同に取り揃えたイベントを実施中です。


ぜひ、お立ち寄りいただきましたら幸いです!

2010年2月15日月曜日

インフィニストリア が雑誌「Sweet3月号」に紹介されました



インフィニストリア ワイルドシング ハンドクリーム Boogie、インフィニストリア  シンフォニア 歯磨きジェル アジリタを、2月12日発売の雑誌「Sweet(スウィート)2010年3月号」の「おうちこもりBeauty 」にて取り上げていただきました。



「Sweet」は綴じ込み付録が豪華な素敵なファッション誌です。



ぜひご覧ください!
 
 

2010年2月12日金曜日

伊勢丹ビューティアポセカリー バレンタインデースペシャルキット

2月14日まで伊勢丹新宿店2Fビューティアポセカリーにて、バレンタイン企画としてインフィニストリアがカウンター前と横のプロモーショナルコーナーにて販売されています。
  


カウンター前のプロモーションテーブルではインフィニストリア オペラのピックアップアイテムが、カウンター横のプロモーションテーブルでは、インフィニストリア ワイルドシングのバレンタイン特別キットを展開しています。

数量限定のワイルドシング バレンタイン スペシャルキットは、ハンドクリーム・リップクリームにボディシャンプーがサービスセットされたもの、デオドラント・ハンドクリームにボディシャンプーがサービスセットされたものなど、男性そして女性へのプレゼントに喜ばれる、お得なオーガニックボディケアセットとなります。


ぜひこの機会にぜひ足をお運びいただけましたら幸いです。

2010年2月11日木曜日

インフィニストリア ワイルドシングが雑誌「InRed」に紹介されました



  
   
インフィニストリア ワイルドシング シャンプー・コンディショナーR&Rを、2月7日発売の雑誌「InRed(インレッド)2010年3月号」の「30代働きウーマン耳よりコスメ会議」に取り上げていただきました。


「InRed」は30代女性誌No1の素敵な雑誌です。
  
  
ぜひご覧ください!



 

2010年2月6日土曜日

インフィニストリア が雑誌「アロマトピア」で紹介されました

インフィニストリア が1月25日発売の雑誌「アロマトピア 2010 vol 19」に取り上げられました。

アロマトピアは、アロマテラピーと自然療法の専門誌です。
http://www.fragrance-j.co.jp/magazine/topia.html




ぜひご覧ください!




2010年2月5日金曜日

インフィニストリアがアットコスメの口コミに登録されました

インフィニストリアの各アイテムが、化粧品の口コミサイト「アットコスメ」に登録されました。

http://www.cosme.net/brand/brand_id/100077/top


コメントもいくつかいただいています。

ぜひご覧ください!

またコメントいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。



インフィニストリア が雑誌「クレアボー」で紹介されました

インフィニストリア が1月30日発売の雑誌「クレアボー 2010 WINTER」に取り上げられました。

クレアボーは美容&エステティックの新しい情報誌です。
http://www.fragrance-j.co.jp/magazine/creabeaux.html




ぜひご覧ください!