インフィニストリア ミラノ工場訪問２ 攪拌と粘度の確認

さて今日は、工場での製品作りのお話です。

オーガニック化粧品はケミカル系化粧品と違って、その時の素材や環境、作り方で出来が変わってきてしまうデリケートなものです。

それはお料理に似ています。

さて今日は、コンディショナーの粘度つまり、テクスチャーの堅さ・やわらかさの確認です。

配合するハーブエキスはこんな感じ。南チロルで宇宙のリズムで育てられたオーガニックハーブから丁寧に抽出したパワーのある薬草エキスです。豊かなハーブの香りが漂います。

それらの材料を、大きな攪拌機にいれます。

中身はこんな感じ。

オペラのテンポにあわせて攪拌されます。工場内にはこのときプッチーニのアリアがかかっていました。

途中で一度中身を出して、テクスチャーを確認します。

しかし、ここからが難しいのです！

この時点では、テクスチャーはゆるいのですが時間がたつにつれ堅くなってきます。

最終どの堅さに着地できるかは経験と勘。

それぞれの年、それぞれの土地での収穫による個性のある植物素材によって左右されるからです。

実はインフィニストリアの初回ロットのコンディショナーは堅く、ハンドクリームはゆるくなってしまいました。

コンディショナーは容器から出しにくく伸びにくかったと思います。またハンドクリームは少しゆるい感じだったと思います。

みなさまごめんなさい！

言い訳ですが、合成の増粘材などを無添加で、自然成分だけでの製品作りはとてもデリケートで。

こだわった成分の中身は一緒ですが、テクスチャーが少し変わってしまうのです。

しかし今回仕込みの分は、しっかりこまかくチェックしてちょうどよいテクスチャーにするように細心の注意を払っていますのでご安心を。

この手間ひまかけた製品も秋には日本にお届けできそうです。

今回のコンディショナーは成分、香り、テクスチャーとも自信ありです。

ぜひお楽しみに！